出演者紹介 2月14日(日)
木育・森育楽会2日目の出演者たち
●モーニングセッション1
熊尾 美香(くまお みか)/KUMAO,Mika
木育ファミリー運営委員/北海道渡島総合振興局東部森林室主査(元北海道水産林務部森林環境局森林活用課木育推進グループ主査)
函館生まれ。木育ファミリー運営委員および事務局として活動する一方、平成22年4月から平成27年5月まで北海道庁において木育推進を担当。北海道認定の木育マイスター育成研修や、民間団体・企業との協働による各種木育事業(北のグリーンウッドワーク、きぼうプロジェクト等)に携わる。
●モーニングセッション2
田口 眞嗣(たぐちしんじ)/TAGUCHI,Shinji
株式会社ON-WIPPS 代表取締役/信州外あそびネットワーク 代表
大阪府出身、現在長野県白馬村在住、1961年生まれ54歳。大阪体育大学 体育学科 1985年卒業。大学在籍中に経験した47種類のアルバイトによって、生きる上で一番大切なものは豊富な知識ではなく、豊富な体験であることを悟り、卒業後5年に1度、意図的に転職する人生設計を計画・実践し、現在に至る。
《現在所属団体・肩書》
信州外あそびネットワーク 代表/NPO法人自然体験活動推進協議会 理事(トレーナー)/NPO法人蓼科・八ヶ岳国際自然学校 理事/一般社団法人長野県アウトドア協議会 理事/日本アウトドアジャーナリスト協会 事務局長/川崎市八ヶ岳少年自然の家 安全管理アドバイザー/木育全国生産者協議会 アドバイザー
●分科会3「遊びと健康」
コーディネーター
馬場 清(ばばきよし)/BABA,Kiyoshi
認定NPO法人日本グッド・トイ委員会事務局長
1963年 東京都生まれ。中学校、高校、大学の教員を経て、2010年4月、認定NPO法人日本グッド・トイ委員会事務局長に就任。東京おもちゃ美術館が進めている「ウッドスタート」の取組で、全国各地を飛び回りながら、自治体と組んで、誕生祝い品として地産地消の木製玩具をプレゼントする事業を展開。また無印良品等の企業とも連携して、地域材を取り入れたキッズコーナーの提案等も行っている。
出演
川上 素子(かわかみもとこ)/KAWAKAMI,Motoko
一級建築士
宮城県仙台市出身。ハウスメーカーにて木造住宅の設計に携わりその後独立,木育建築の研究を行う。またおもちゃコンサルタントとして「おもちゃ・遊び」を学んだ経験から、おもちゃ作家とのコラボレーションにより、東京おもちゃ美術館等、こどもの遊び空間のデザインや保育園設計も行う。改修工事の設計を手がけた「チューリップ保育園」が本年度キッズデザイン賞を受賞。
石井 今日子(いしいきょうこ)/ISHII,Kyoko
東京おもちゃ美術館 認定NPO法人日本グッド・トイ委員会 赤ちゃん木育事業部ディレクター、おもちゃコンサルタントマスター、保育士、幼稚園教諭
東京おもちゃ美術館立ち上げの2008年から2013年まで同館チーフディレクター。おもに220名登録しているボランティアのコーディネートや、美術館運営の現場のまとめをしていました。福岡県の西南学院大学児童教育学科を卒業後、幼稚園、保育園、子育て支援 センター勤務を経て、2007年からNPO法人日本グッド・トイ委員会のスタッフとなりました。2011年、東京おもちゃ美術館内に「赤ちゃん木育ひろば」を企画及び開設。以降、その運営に携わっています。林野庁との協働により「赤ちゃん木育広場」を全国100か所で展開、無印良品店舗内に「木育広場」を全国で開設中。18年前におもちゃコンサルタントの資格を取得し、入院児の遊びボランティアとして東京都立清瀬小児病院(当時)に通ったり、子育てサロン「おもちゃの広場」などでボランティア活動を経験しました。二男の母。
福島 計一(ふくしまけいいち)/FUKUSHIMA,Keichi
「共育工房IPPO」主宰(ぎふ木育推進員)
岐阜県美濃市在住。神奈川県大和市に生まれる。幼少より、近所の雑木林や畑の中を、虫や鳥、花を探して走り周った原体験を持つ。大学在学中に、神奈川県西部の丹沢山塊で起こっている様々な環境問題に触れたことがきっかけで、環境教育の道へ。環境教育指導者として約10年活動した後、木工を学び、現在、環境教育で培った「伝え手」の経験に、木工で培った「作り手」の経験を加えた「日本型の環境教育=木育」を展開中。
●分科会4「空間・環境」
コーディネーター
荒木 祐二(あらきゆうじ)/ARAKI,Yuji
埼玉大学教育学部 准教授
埼玉大学教育学部准教授。山形県新庄市の自然豊かな里山で育ち、横浜国立大学大学院にて博士号(環境学)を取得。大学院在学時に休学し、植物学の国際ボランティアとしてグァテマラ国立サンカルロス大学附属植物園に勤務し、植物採集や標本管理などの業務を担当。東京大学アジア生物資源環境研究センター特任助教などを経て現職。現在の専門は中学校技術科の生物育成教育をはじめ、里地里山や熱帯湿地(カンボジア)の植生とその環境マネジメントなど。
出演
井上 真理子(いのうえまりこ)/INOUE,Mariko
森林総合研究所多摩森林科学園 主任研究員
博士(農学)。東京都高等学校農業教員(東京都立三宅高等学校農業科、東京都立農林高等学校林業科)を経て、現職。専門は、森林教育・林業教育。三宅島の豊かな自然の中で、高校生達と森林調査や園芸活動を行っていたが、2000年三宅島噴火に遭遇して全島避難を経験。転勤先の林業科では、演習林で下刈りや間伐、林分調査などを行う。著書には、『森林教育』(海青社、2015、共著)、『森林経営』(高等学校用教科書、文部科学省著作、実教出版、2004)、『日本の森林と林業』(大日本山林会、2011)など。
矢ケ崎 朋樹(やがさきともき)/YAGASAKI,Tomoki
国際生態学センター 研究員
公益財団法人地球環境戦略研究機関・国際生態学センター(IGES-JISE)研究員。博士(環境学)。植生学的な基礎研究から森林保全・森林再生、環境教育分野の応用研究まで幅広く着手。この研究のかたわら、森の学習講座、技術研修の講師として、一般市民を対象に森林保全や環境教育の講義を実施。IGES-JISE連続講座「みどりを守り育む知恵・技術・心得」では毎回数十名の受講生をうけもち講義。平成11年から始めた環境学習会の指導は今年で18年目をむかえ、オリジナルの学習教材を片手に小学生から大人まで幅広く指導。参加者自らの発見や発想を大切にした、楽しく思い出に残る自然体験・学習活動を目指して現在も実践継続中。
●学びの広場2「木材の基礎講座」~木材を使って今よりちょっと豊かな生活~
講師
小林 大介(こばやしだいすけ)/KOBAYASHI,Daisuke
横浜国立大学教育人間科学部准教授
札幌市の生まれ。2003年、東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了、博士(農学)。東京大学大学院農学生命科学研究科農学特定研究員、秋田県立大学木材高度加工研究所流動研究員、横浜国立大学教育人間科学部講師を経て2010年より現職。専門は、木材と人間との関係の科学(Wood/Human Relations)、木のものづくり等。近年では、勉強しやすい空間としての木造校舎や木質内装校舎の評価・推進を行っている。共著に「こうやって作る木の学校~木材利用の進め方のポイント、工夫事例~」(2010)、「木力検定①木を学ぶ100問」(2012)、「木力検定②もっと木を学ぶ100問」(2013)等。
●ランチセッション
山下 晃功(やましたあきのり)/YAMASHITA,Akinori
島根大学 名誉教授
日本の木育の第一人者。35年前から、幼児から高齢者までの生涯木育を地域社会で実践。大学人でありながら、日本の木育実践者の魁として、大学人らしからぬ行動を地域社会で継続実践。林野庁の第一期木育体制整備総合委員会座長。
木育教材の「ロボ木ー」を開発商品化して、「チャーリー博士」と名乗り、幼児、小学低学年の子ども達に、わかりやすく、楽しい木育教室を多数実施。多くの子どものみならず、親御さんからも人気絶好調。
●分科会5「ひとづくり」
コーディネーター
田口 浩継(たぐちひろつぐ)/TAGUCHI,Hirotsugu
熊本大学教育学部 教授
博士(公共政策学)。日本産業技術教育学会理事。技術・家庭学習指導要領作成協力者(文部科学省)。東京書籍「技術・家庭 科教科書」監修代表。著書:暮らしの視点からの地方再生(九州大学出版、2015)において、「現代日本の森林問題における木育の意義-森林化社 会に向けた都市住民活動の分析視角から-」を執筆。年間1万人にものづくりの場を提供、7年間に1410名の木育推進員を養成。木育・森育楽会九 州大会事務局長(林野庁委託事業)。
出演
石田 達也(いしだたつや)/ISHIDA,Tatsuya
特定非営利活動法人 宮崎文化本舗 代表理事/綾町 ユネスコ エコパークまちづくり専門監
1963年生まれ宮崎市出身。米国バージニア州立オールド・ドミニオン大学中退後、宮崎市で塾の経営を始める。95年「宮崎映画祭」の初代事務局長に就任。ボランティア活動の限界を感じ、2000年にNPO法人宮崎文化本舗を設立、初代事務局長に就任、現・代表理事を務める。ボランティア・市民活動等のネットワークと、芸術文化のまちづくりの2本を柱にNPOを運営。映画館の運営、指定管理業務を活用した美術企画展の開催など活動は多岐に渡る。15年度より宮崎県綾町のユネスコ エコパークまちづくり推進監を拝命。
●分科会6「まちづくり」
コーディネーター
若杉 浩一(わかすぎこういち)/WAKASUGI,Koichi
パワープレイス株式会社 シニアディレクター
熊本県天草生まれ。九州芸術工科大学工業設計学科卒業、1984年株式会社内田洋行入社、デザイン課、企画課、知的生産性開発課を経て、T.D.C(テクニカルデザ インセンター)部長。企業の枠やジャンルの枠にこだわらない活動を行う。杉の魅力をアピールし、日本中に杉のプロダクツを増やしていこうという運動を展開している。日本全国スギダラケ倶楽部設立。
出演
津高 守(つたかまもる)/TSUTAKA,Mamoru
九州旅客鉄道株式会社 取締役 鉄道事業本部 副本部長 安全創造部長
生年月日 昭和36年3月22日
出身地 大阪府 堺市
学歴等 昭和60年3月 九州大学大学院工学研究科修士課程土木工学専攻修了
資 格 技術士<建設部門/鉄道>
<主な経歴>
昭和60年4月 日本国有鉄道入社
昭和62年4月 国鉄改革に伴い九州旅客鉄道㈱に採用
平成17年5月 鉄道事業本部新幹線鉄道事業部長
平成20年6月 鹿児島支社宮崎総合鉄道事業部長
平成21年6月 鉄道事業本部施設部長
平成24年6月 取締役大分支社長
平成27年6月 取締役鉄道事業本部副本部長安全推進部長
平成27年7月より現職
辻 喜彦(つじよしひこ)/TSUJI,Yoshihiko
プロジェクトマネジメント・まちづくりプランナー
合同会社アトリエT-Plus 建築・地域計画工房 代表
資 格 博士(工学)・一級建築士・技術士<建設部門/都市及び地方計画>
■ 景観計画・設計に係わる受賞
・2003年3月 「グッドデザイン賞(新領域デザイン部門)」<日向市に於ける「木の文化のまちづくり」の実践>
・2005年3月 「グッドデザイン賞(新領域デザイン部門)」<ふれあい富高小学校特別授業「移動式夢空間」>
・2010年5月 日本照明学会 優秀賞<福岡県柳川市外堀線
■ 主な研究業績、著書等
<著書>
・「歴史を未来につなぐまちづくり・みちづくり」<第4章> / 2006年1月・(株)学芸出版社
・「新・日向市駅」共編/2009年3月・(株) 彰国社
<研究論文>
・「ソーシャル・キャピタル醸成のための課外授業とまちづくり事業との連携方策 -日向市立富高小学校のまちづくり課外授業の関係者が形成するネットワークに着目して -」(社)土木学会,第4回景観・デザイン研究発表会優秀講演賞.2008年
・「歴史的空間整備を契機とした市民活動の醸成プロセスに関する研究-油津地区・堀川運河再生事業と通り名社会実験の事例-」(社)土木学会,土木計画学研究論文集,2009年
・「複数公共事業によるまちづくりプロジェクト・マネジメントにおける日向市デザイン会議の役割と機能」 社会技術研究会論文集Vol.7,1-10,2009年
・「市民・行政・専門家の協働による都市空間整備マネジメント手法に関する研究」宮崎大学大学院博士論文,2011年
●学びの広場3「森林基礎知識~森林の役割って?」
講師
河野 裕之(かわのひろゆき)/KAWANO,Hiroyuki
森林総合研究所 上席参事
平成3年林野庁入庁。これまで、林野庁本庁のほか、北海道、岩手、青森、熊本の森林管理署等に勤務。学生時代には木材を専門に学んだものの、林野庁で木材を担当する部局に就けたのは3年程度。そのうち、平成18年度から平成20年度半ばの間、北海道で誕生した「木育」を全国に普及するための事業を林野庁木材利用課で担当。それから10年近く、プライベートも含めて「木育」を応援。木のおもちゃづくり、単車の分解整備、路地裏の名店発掘などが得意。